非常持ち出し品と備蓄品
目次
非常持ち出し品という言葉と、備蓄品という言葉がキーワードです。
基本地震を想定して書いております。また、揺れが収まり、余震があるが安定していない状況など緊急事態が続いている状況は想定しておりません。(ヘルメットや防災頭巾が出てきませんのでご注意ください)また、火災対策に関しても記載されていませんので、非常に限定的な話を書いていますので、本記事に頼りきりになら無いようにご注意いただけますようお願いいたします。
最初は非常持ち出し袋から書こうと思ったのですが、結局「非常持ち出し袋」ってなんだろう?となってしまいました。
結果、以下4つに関して書きます。
・災害時緊急対処装備
・備蓄品
・非常持ち出し貴重品
・帰宅困難時対策
経緯:「非常持ち出し袋の中身を描きだしてみます。」という書き出しでメモを作成し始めました。横浜市の災害対策ページを参照します。(横浜市総務局 横浜市総務局危機管理室(トップ))の「我が家の対策(自助)」を、見ますと、
と、あります。
「非常持ち出し袋」はありません。あれれ?ということでgoogle先生に聞いてみます。と、いろんな広告が、、、、内容を見てみるとどうやら備蓄品と緊急持ち出し品が混ざって入っているようです。「災害時緊急対処装備」「備蓄品」「非常持ち出し貴重品」「帰宅困難時対策」を紹介したいと思います。
ここからがやっと本文
・災害時緊急対処装備(枕元装備)
通常装備(枕元に置いてあるメガネなどとは別に、寝ているとき被災することを想定して用意する品物)
=災害時に備えて準備しておくとよい枕元装備
・スリッパ又は非常用靴(割れたガラスの上を歩くことにならない為)
・懐中電灯
・ホイッスル
・軍手
・ポンチョorツェルト(登山用のエマージェンシーツェルトは高いので100円アルミシートがおすすめですがそこらへんは価格と性能のトレードオフがありますのでご注意を)
携帯電話、財布、メガネなどなど朝起きて出かける時に持つものは書きません。
・入れ物
これらをまとめて、簡単にスリッパや靴を取り出せ、かつ、持ち出しやすい状況にしたもの。余裕があるのであればメガネや着替え、携帯電話など、起きたらすぐに手に取るものをまとめてバッグに入れられるとさらによいかもしれません。(但し、カバンに詰めることを意識しすぎ、避難が遅れないように!)まずは一度避難することを考えてください。避難できない時対策のものを枕元に置くことにしています。(特にメガネスリッパ)
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・備蓄品(玄関備蓄/屋外倉庫備蓄)
・予備メガネ(偉そうに書いていますがまだ買ってません)
・ケータイ充電セット(電気が来なくても使えるもの)
・電池(単1~3、家庭によっては単4も)
・ラジオ(電池の入れっぱなしによる液漏れ注意)
AM、FM両対応が好適
・飲料水
:1人1日3リットル。3人家族の3日分の最低備蓄推奨量が27リットル。二人暮らしのご家庭でさえも16リットルポリタンクだと不足であるということになります。
・ポリタンク運搬用カート
ご参考までに、水は赤い石油用のポリ容器はNGです。(赤いポリタンク使おうなんて考えるのは私だけ?)
・食料品
:クラッカー乾パン、缶詰:(缶切りが不要なものが好適)基本的に調理が不要であるこのが好ましいと考えます。
但し、諸々の事例を見ていますと、上記「調理不要なもの」以外に、保存食を用意すると、いささかのバッファになります。余裕があるようでしたら、
・パック御飯
:缶詰類と比べてやや期限が早く来ます(半年程度)期限チェックをこまめに(我が家では3月と9月にチェックを推奨→嫁様)
・トイレパック
:凝固剤&処理袋セット。Amazonやホームセンターで入手。
・医薬品
:バンドエイドのようなもの、マキュロンのようなもの、腹痛対策、頭痛薬、三角巾、包帯、絆創膏、はさみ、ピンセット、持病のお薬
・持病のお薬類のメモ(お薬手帳の写し)、メガネの度数等のメモ
・懐中電灯、ランタン
・携帯電話充電器
・冬対策衣類(重ね着可能な上着、靴下、下着類)
・タオル
・ごみビニール(服の下に入れたり穴をあけてベスト上にして防寒下着にもなります)
・ロープ
・ガムテープ(布がお勧め)
・シーツ(避難所等で仕切るのに便利、また緊急時に破ったり、様々なものに被せたり)
・卓上コンロ、予備ガス(保管時火気注意)
・レインコート
・歯磨きセット
・ハンドソープ
・裁縫セット
==キャンプ用品と重複するもの
・ランタン(ろうそく、ライター:火気注意)
・食器類:紙皿、紙コップ、箸、割りばし、スプーン、フォーク。
・紙消耗品類:箱ティッシュ、トイレットペーパー、(アルコール)ウェットティッシュ、生理用品
・調理用具(フライパン、鍋、菜箸、おたま、フライがえし)
・やかん
・バケツ
・枕(キャンプ用のエアー枕等)
・その他:ビニール袋、タオル、食品用ラップ、ブルーシート
・運搬具
で、大事なのが、避難所へ移動することも考え、運搬できること。これをまとめて運べるサイズにした鞄ないしはリュック。
乳幼児、妊婦、要介護者、高齢者の居る家庭では、別途それぞれの用品を考慮する必要があります。
==玄関装備には緊急救助用の発想もあります。(まず自身の安全が第一であるということをお忘れなく)
・バール
・のこぎり
・チェンソー
・ハンマー
・シャベル
・ジャッキ
・金切鋏
・消火器
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・非常持ち出し貴重品(後で取りに来るかもしれないもの)
重要なのは、持ち出すと盗まれるかもしれないということ。同じくおいておくと空き巣にとられるかもしれないということ。本人がどちらにかけるかを決めておくことです。
通帳
財布
保険証
耐火金庫がある方は、この項は気にならないかと思います。(小型耐火金庫は災害後の卑怯なコソ泥の的になることもありますが、、、、)結局、災害時泥棒という卑怯者をどう扱うか、どう考えるかによると思いますが、、、
現金、預貯金通帳、印鑑、健康保険証などなど、持ち出したらよいのか、持ち出さないほうがよいのかわからないものがあります。
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・帰宅困難時対策(おでかけカバンに入れておくもの)
会社に持ってゆくかばんに入っているもの。
私の場合神経質なのかもしれませんが、以下のようなものを持ち歩いています。
・コンセント分岐
・バッテリ
・携帯・スマホ電源ケーブル
・ビニール袋
・綿棒(個別包装)
・LEDライト(携帯電話で代用可能か?)
・ラジオ
・サインペン
・爪切り
・裁縫セット
・ばんそうこう
・パックに入ったガーゼ
・医療用テープ(の代わりのバンデージテープ)
・アルコール綿(個別包装)
・スペアコンタクトレンズ
・コンタクトレンズケース&保存液
・マスク
・ティッシュ
・付箋紙
・耳かき
余談
「<水のくみ置きの方法・注意事項>」に、「冷蔵庫のような直射日光のあたらない涼しい場所で保存してください。(冬場で1週間、夏場で3日程度保存できます。)」
とあります。
げげげ!短い!
水!毎週入れ替えか!?
メデタンクがよいのかも
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例のごとく、上記はわたくし個人の考えです。被災時に備えて公的なガイドも出ています。そちらを参照されることをお勧めいたします。